落ち着いたか 2006 1 25
ライブドア騒動を巡る「市場の混乱」は、落ち着いたような感じがします。
この1週間は、教訓の多い「7営業日」だったと思います。
こういう不祥事が起きると、市場は、急落しますが、
たいていは、一時的なショック安で終わり、急回復するものです。
今回、回復が遅れ、傷が大きくなったのは、
信用取引における「追い証」が発生したというショック、
いわゆる「追い証ショック」の方が大きかったと思います。
昨年の4月も、中国で反日運動が起きて、市場が急落しましたが、
「反日運動ショック」の後に、
やはり、「追い証ショック」が起きて、傷が大きくなったと推定しています。
そういうわけで、信用取引においては、
「二階建て」をしないこと、
あるいは、信用取引の枠を全部使わないこと等に、注意すべきです。
(参考)
「二階建て」は、やってはいけない「禁断の果実」です。
それは、現物で、A社の株を買い、それを担保に、
信用取引で、またA社の株を買うことです。
この方式ならば、短期間に、資産を急増させることができます。
しかし、株価が急落すると、あっという間に、資産を失います。
極めて、ギャンブル性が高い投資法です。